30代から40代の大人たちにとって、少年時代の思い出にミニ四駆ははずせないものに違いありません。それほどまでに、かつて大ブームを巻き起こした存在がミニ四駆というもの。
ラジコンのように操作するわけではなく、直線にしか進めないというその適度な制限と適度にシンプルな構造、そして造形美として鑑賞しても楽しめるというプラモデル的要素、一台600円程度(当時)という絶妙な低コスト感、パーツ交換や改造によって無限に広がる可能性、何をとっても小~中学生を魅了する要素が満載でした。
むやみに速いだけではコースアウトしてしまうというリスクを背負った上でスピードを追求するという奥の深さが良かったのだと語るのは、ちょっと安直です。レースコースなどを持っている家庭はほとんどありませんでした。別に専用サーキットを持っていなくても、マシンを改造したり鑑賞したりコレクションしたりするだけで十分楽しかったというのが多数派だと思います。
そんなミニ四駆が今、再び盛り上がり始めたようです。
ミニ四駆といえばタミヤ。初代が発売されたのは1982年だそうです。
単三乾電池2本で一つのモーターを動かしタイヤを回転させて全長15cmほどのレーシングカーを直進させます。別売りパーツが次から次へと発売されおり、パーツ交換したり軽量化させたりして、自由に改造を楽しむことができます。
80年代後半が第一次ブーム。
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「ダッシュ!四駆郎」という漫画・アニメも大ヒットしてブームを盛り上げましたね。
90年代後半に第二次ブームが起こりました。
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この時は「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」という漫画・アニメがミニ四駆ブームを支えました。
そして2012年。発売三十周年の年にミニ四駆の全国大会「ジャパンカップ」が復活。
第三次ミニ四駆ブームが巻き起こっています。
アジアを中心に世界規模でも人気が高まりつつあるようです。
「ジャパンカップ」だけでなく、タミヤ公認ホビーショップ「ミニ四駆ステーション」でレースが行われることもあり、そのようなレースに参加して自慢のマイマシンの速さを競うというのがミニ四駆の醍醐味です。
多種多様なグレードアップパーツからベストなアイテムを選んで購入し、それらを組み合わせて世界に一つだけのオリジナルマシンへと改造していくことができます。これだけでも十分魅力的。さらに他者とスピードを競うことができるというのが、とてもエキサイティングで面白いのです。
ミニ四駆の進化は止まりません。子供も大人も夢中にさせる魅力がそこにあります。
奥の深い世界なので初心者でも上級者に意外と簡単に勝ってしまうこともあります。いじり過ぎると逆効果で、ノーマルのままの方が良かった。。。なんてことも多いからです。人生そのものですね。
丁寧に組み立ててスイッチを入れる。その瞬間、回り始めるタイヤのパワフルな躍動感。あの感触を味わったらもうヤミツキです。
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最新モデルのデクロス-01。
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